クロスオーバードラクエの小説です。
第二章の SIDE ロト 編です。
大変お待たせいたしました。
コメントいただいた瞬間からテンションがアップしました(わかりやすい性格です(^^;)
楽しんでいただけたら幸いです。
登場人物
アレン…ローレシア王子 Lv.50
コナン…サマルトリア王子 LV.50
ナナ…ムーンブルク王女 LV.50
勇者の冒険 SIDE ロト -序章- Ⅱの勇者達
「あと…一撃っ!」
アレンはロトの剣を構え直す。
おぉおぉおおおぉおおおおおぉおぉ!
おおおおおおおおぉぉおおぉおおぉおおぉ!
目の前には圧倒的な存在感を持った邪神、シドーが、その巨体を揺らし暴れ、吼える。
しかし、その巨体も、三人の攻撃によって、徐々に動きが鈍くなってゆく。
「ナナッ!あぶない!」
コナンがものすごい勢いでナナに向かって繰り出された、かぎづめの攻撃を隼の剣で受け流すと、その瞬間を逃さず唱えた、ナナのイオナズンが、その腕を吹き飛ばした。
長い間、旅した三人の連携は、もはや三人でひとつの生き物のように動き、隙が無い。
最初は圧倒的だと思われ、防戦一方だったシドーとの戦いも、時間がたつにつれ、余裕すら出てきた。
邪神シドーはもうすでに三本の手を失っている。
おおおおおおおおおおおおぉぉぉぉおおぉぉおおぉおおおおお!!!
シドーは猛り狂い、暴れ回る。
しかし、コナンのスクルトとナナのベホマがダメージを軽減する。
コナンがシドーの攻撃をかいくぐり、隼の剣で反撃する。
シドーがコナンに気を取られた隙に、アレンが崩れた柱を足場に駆け上がり、シドーに向かって跳躍する!
「これで…終わりだ!」
よける間も与えず、大上段に構えたロトの剣がシドーの脳天に吸い込まれるように…
「!?」
その瞬間アレンの視界がいきなり暗転した。
ガッという、剣が何かに当たった手ごたえは確かにあった。
しかし、その一瞬前、世界が歪むと、アレンの体は圧倒的な移動の魔力に包み込まれたのを感じた。
「ルーラ!?じゃない、もっと強いっ!?うわああああああ」
コナンとナナも、アレンがとどめの一撃を放つのを見ていたが、その一撃が決まる刹那、世界が歪み、圧倒的な魔力によって、どこかに連れ去られるのを感じた。
二人は自分の魔力を活性化させ、その魔力に抵抗する。
「ナナ!だめだ!魔力が強すぎる!」
「コナン!!」
しかし、二人の抵抗もむなしく、コナン、次いでナナが魔力に飲み込まれ、次元のゆがみから異空間へと、飛ばされて行った。
そして…
ハーゴンの神殿は、シドーの破壊と、圧倒的な魔力の衝撃を受け、轟音と共に崩れ落ちた。
PR
トラックバック
トラックバックURL: