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2024/05/14 14:06 |
勇者の冒険 第七話 攻城戦
クロスオーバードラクエの小説です。
週二回の更新を目安にして連載中。

登場人物

リュカ  …Ⅴの主人公 Lv99 装備:王者のマント ドラゴンの杖 炎のリング
ユーリ …Ⅳの女勇者 Lv99 装備:天空の鎧 天空の盾 天空の兜 天空の剣 星降る腕輪
チロル …白いキラーパンサー Lv25

勇者の冒険 第七話 攻城戦
城門の前では激しい攻防戦が繰り広げられていた。
城門の脇に立っていた石像は、どうやらゴーレムだったようだ。
ゴーレムが四体、魔物の侵入を防ぐために、兵士たちの前に立ち、奮戦している。
その向こうは…。
ものすごい数の魔物の大群だ。
両側が岩山の間を、山の下まで続く道は、目が届く範囲はすべて魔物で埋め尽くされているようだ。
月の光と、ドラゴンや、火を吹く魔物の、口から漏れる光が、うごめく魔物たちを照らし出している。
ゴーレムの後ろには、この城の兵装の兵士たち、その中に混じってるのは、装備がまちまちの戦士たち、傭兵だろう。
ゴーレムの足の脇から進入してくる魔物と戦っている。
その後ろに居るのは、魔法使いと僧侶たち。
ゴーレムに補助呪文、スカラやバイキルトやホイミ系がばしばし飛び、ゴーレムの向こう側の敵に向かって、イオラやメラミが乱れ飛ぶ。
そのさらに後ろの敵たちには、城壁の上から矢が雨あられのように飛んでゆく。
「すごい…。」
おもわず口から漏れたリュカの言葉を聞いて、隣で弓を射っていた兵士が話しかけてきた。
「攻城戦は始めてかい。毎日こんなさ。きみたちも募集を見てきたんだろう?弓が使えるならここから射ってくれ!戦えるなら下だ。呪文を使えるなら、下からゴーレムを援護か、敵を攻撃してくれ!」
「わかった、下に行きます!」
リュカとユーリは城門の前まで急いで移動した。
魔法を使う兵士たちが、呪文の合間に会話しているのが聞こえた。
「やつさえ倒せれば、戦況は変わるのになっ、べホイミ!」
「あいつが着てから、押されるようになったスカラ!」
「にくらしい、こちらの攻撃が届かないぎりぎりの所で、指揮をとっていやがる」
ユーリが会話に混ざる。
「すいませんお二人さん、やつっていうのは誰の事ですか?」
兵士が答える。
「ほら、右から二番目のゴーレムから、目を凝らしてごらん。スクルト!赤いやつが見えないかい」
目を凝らすと、赤い大きな魔物が見える。
ユーリがそう言うと、
「それそれ!ギガンテスメイジさ!やつがお頭さ。あいつがあそこから、こちらへ攻め込む魔物に、スクルトやらバイキルトをかけるから、こちらにもかなりの被害が出ているんだ。べホイミ!」
「あいつには懸賞金も出てるんだが、あそこまで攻撃が届かないんだバイキルト!」
「ありがとう!」
リュカとユーリは目を合わせ、うなずくと同時にゴーレムの方へ走り出した。

つづく。
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2007/09/06 13:28 | Comments(0) | TrackBack() | 勇者の冒険

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